こんにちは、DX Laboです。
TLDR
・MS OfficeとG Suiteの機能比較の答えが出ないのは、この２つ製品のコンセプトが全く別モノだからかも
・自社に合ったツールを選定するには、開発の裏にあるコンセプトに共感できるのかも大切な指標
全く別モノ？
こんなタイトルつけておいて早速ですが、MS OfficeとG Suiteの機能比較は個人的にはあまりお勧めしません。理由は『どっちのほうが優れているのか。』の明確な答えは残念ながら出ないまま、結局どちらかに決めてしまうことが多いからです。
Google Workspaceのオフィス系ツール（ドキュメント/スプレットシート/スライド）は、MS Officeユーザーが使いやすいようにデザインされた、MS Officeの形をした、全く別モノと考えても良いと思っています。
それなのに今回はあえて２つを比較することで、単純にこの機能があるとかないとかの話ではなく、むしろこんなに違うのか！というざっくりとしたイメージを持っていただきたい。というのが本記事のゴールです。
そもそもWordって使ってますか？
さて、コーポレート業務を大きく支えるExcelとは違い、WordはMS Officeの中でも最も思い通りならないツールとして名高い子だったりするようです。特にデータあるわけではないので【OO イライラ】でググった結果を見てみましょう。
とりあえず、ずれる。。。数字も、段落も、文字も。
勝手にずれるし、何故か2行目がずれる。
Wordで思い通りにならない事
どこからかWordで思い通りにならない事ランキングも発見してきました。どうでしょう、みなさん心当たりはありますか。
・1、2、3など勝手に連番が振られてしまう
・間違っていないのにミスを知らせる波線が出る
・英文の先頭の文字が勝手に大文字になる
・スペースキーを使ったら冒頭の文字がすべてずれる
・段落の移動をすると画像も動いてしまう
・同じ文字を何度も入力しているのに毎回誤変換
・文字を大きくすると、行間も大きく開いてしまう
・画像を挿入すると上下の文章が分かれてしまう
・上書きモードに気づかず入力して後ろの文字が消えてしまう
・ウェブから文字をコピペしたらフォントや文字サイズも再現される
・罫線が勝手に1ライン分に伸びてしまう
・変更履歴がいつまでも残ってしまう
見ていくと、ん、、これはWordのせいなのか。PC設定のせいなのか。原因が混在してる気もしますが。
Wordイライラ解消術！お節介機能を解除して自己流で使う！！といったブログも多数存在しているということは、世の中のみなさんWordにだいぶ手を焼いているみたいです。
Googleドキュメント思い通りになりすぎな件
Wordを使いこなせなかった私自身、申請書やスケジュール表は基本Excelで作成し、メモ取る時は手書きで付箋メモを使ってました。それが今ではG Suiteで愛用しているツール第１位が『Googleドキュメント』です。（ちなみに2位は『Keep』）
使い始めてから今日まで、むしろ思い通りにしかならず、謎なお節介機能や改行地獄に悩まされたことはもありません。そんな私が、Googleドキュメント思い通りになりすぎなこと一覧を作ってみましたのでよかったら御覧ください。わくわくするかもしれません。
・ブラウザなので立ち上がりがめちゃ早い
・クラウド上にあるのでどの端末からも開ける
・自動保存してくれるのでファイルに名前を付けて保存しなくていい！
・PCで作業途中の資料編集をスマホやタブレットでもシームレスに続行可能
・パソコンが壊れてもクラウドにあるから絶対消えない。
・たとえGoogleが壊れても数時間アクセスできないくらいでファイルは絶対に消えない
・変更履歴があるのでバージョン管理は必要ない。
・資料に直接コメントでレビューがもらえる、そのままチャットのようにやりとりすることも可能
・『図形描画』便利すぎる（この機能は一つブログ書きます。）
・URLで共有が簡単、メールの容量も大きくならない
・アクセス権限の管理画面がとても見やすい＆わかりやすい
・提案モードを使うと複数のユーザーからの修正提案が1ファイルだけで完結する
・共同編集できる、そして変更履歴はユーザーごとに色わけされている
・『ドキュメントの概要』目次の作成ができるので、永遠にスクロールしたりCtrl+Fで探す作業は不要
使い勝手が良いと利用頻度が上がるもので、色んなシーンでドキュメントを活用しています。資料作成、メール文のたたき台、アイディアのメモ、、日々開かない日はありません。
機能ではなく、コンセプトの比較が大切です
こうして改めてWord vs Googleドキュメントの機能を比べて見た時にGoogleドキュメントが圧勝だぁ！と思うものの、そもそも一対一のツール機能比較の次元を超えてきているような・・・気がしませんか？
他のツールにも言えることですが、スプレットシートやスライドも機能比較ではなく、コンセプト比較するとしっくりきます。Googleは何を重視してこのツールを世界に提供しているのか、、、このツールで何を実現しようとしてるのか、、コンセプトを知り比較することが大切です。